「意図を持った仕事を」

株式会社エスマート

代表取締役社長 川木光義さん


 

『より良いものをより安く』をモットーに、

地域社会の一員として、地域社会に奉仕する企業を目指す。

鳥取県・岡山県でスーパーマーケットを展開する『株式会社エスマート』

 

今回は代表取締役社長の川木光義さんにお話を伺った。

 


遊びに熱中した学生時代

 

「高校時代は友人と夜の砂丘へ行っては、イタズラをしていたね(笑)」

 

笑いながら当時を振り返ってくれた川木さん。当時は、父親の強い意向もあって歯科医を目指していた。絶対に合格できるという自信とは裏腹に、結果は不合格だった。浪人を経験することになったが、そこでも波乱が待ち受けていた。

 

「知人から関西大学への受験を勧められたが、大阪万博の影響もあり、倍率が跳ね上がってしまって不合格だった。」

 

 

 

決して順風満帆ではなかったが、その後、東京に進学することが決まった。東京でも遊びに熱中した。

 

「同期と大久保の町を走り回ってはヤンチャしていた(笑)もちろん、警察のお世話にはならない程度にね(笑)」

 

銀行員から突然の転身

 

「学生時代は麻雀が得意でね。『あいつは計算が速い』っていうのを買われて鳥取銀行に誘われたんだよ(笑)」

 

 

川木さんは冗談混じりにそう語ってくれた。最初の配属先は大阪だった。社員寮での生活がスタートする。

 

「大阪に支店があることすら知らなかったし、寮生活も大変だった。先輩には、その日起きたミスを延々と責められました。洗濯機を使う順番さえも年功序列で決まっていたり。就職してからは、とにかく早く寮を抜け出せないかとばかり考えていました。」

 

 

 

結婚を機に、24歳で寮を脱した川木さん。仕事では、融資や経理の他、総務を担当し、順調にキャリアを重ねていった。現職であるスーパーマーケット関連の用語は、営業のときに耳にする程度だったという。

 

 

 

そんな矢先、転機が訪れた。

 

「ある会議に参加した際、移動車でエスマートの親会社である株式会社マルイの松田社長らと一緒になりました。そこで社長交代の話を持ちかけられて。そのときは冗談だと思っていたんだけど(笑)翌朝、松田社長を訪ねると『昨日の話、覚えとるか!』と開口一番告げられたので、腹を決めました。」

 

 

 

川木さんのように、外部から招聘されるケースは珍しいそうだ。

挨拶回りなどで引継ぎに時間を割けないまま、3か月後の3月には社長に就任した。

 

 

スーパーマーケットの面白み

 

大勢の前での挨拶は、未だに苦手だと話す川木さん。スーパーマーケットでの仕事の面白さを次のように話してくれた。

 

「お客さんは当然『より良いものをより安く』手に入れたいと考えている。『どうしたら良いものを安く仕入れられるか』を考えることが私たちの仕事です。」

 

「売り方だって工夫しないといけない。『どうしたら売れるのか』を考えることが大切。商品の見せ方とかね。それ次第で売り上げも変わるから。」

 

魚も種類によって陳列の仕方を変えるそうだ。販売の工夫から得られる顧客の反応(売上)が、スーパーマーケットでの仕事の醍醐味だという。

 

 

 

県外から参入してくる大手スーパーチェーンも増えるなか、地域に根差したスーパーとして、プライドをもって仕事に取り組まれている。

 

「近隣でとれる食料品を中心に販売している。地域を活性化させるには、地産地消はもとより、お金が地域の中で循環することが大切。」

 

 

 

新たな試みも始めている。高齢の買い物難民を対象にした、移動型スーパー『とくし丸』だ。鳥取県警と連携し、地域の見守り隊の機能も担う。高齢者を狙う『振り込め詐欺』などの犯罪防止へ、期待が高まる。

 

 

地域を支える人材育成

 

川木さんは、若手社員の育成がこれからの課題だという。

 

「なるべく売り場に顔を出すよう心掛けているので、社員との距離は近いと思っています。持っているノウハウを若手にどんどん伝えたいんだけど、言葉にするのが難しいですね。」

 

 

マニュアルをつくって指導することも考えたが、ある想いからやめた。

 

「マニュアルにすると読まなくなるし、何も学ぼうとしなくなるでしょ。それよりもまず社員ひとりひとりが『どうしたら売れるか』を考えるように導いていかないと。考えてトライして、失敗を積み重ねていく段階が大切だと思っています。」

 

 

 

最後に、若者に対してこんな言葉を残してくれた。

 

「仕事ではなく作業をしている人が多い。『自分で考えずに言われたことをこなしている』ように見えます。自分なりの意図を持って、ひとつひとつの『仕事』をしてもらいたいですね。」

 

「前の人を追い越すんだ!という気概を持ってくれたら、よりうれしいね。」

 

 


 

 

自分なりの意図を持って仕事に取り組む。それがきっと仕事を面白くする秘訣だ。

 

 

 

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