段ボールや再生紙の製造を専門とし、
半世紀以上にわたり地域に根ざした事業を展開されている『三洋製紙株式会社』
今回は、工務課の山本和弥さんにお話を伺いました。
山本さんは高校卒業後、大学進学で大阪へ。故郷の鳥取で生活したい想いが強く、就職を機にUターンされた。
ーー学生時代に熱中していたことはありましたか?
「中学から始めたテニスにのめり込んでいました。大学ではテニス部へ所属し、週に5日は練習があり、かなりハードでした(笑)」
「テニスを通じて、仲間を応援することや、試合に勝つことへの意識を持つことができたのは、今の仕事にも通じているものがあります」
ーー鳥取へ帰ってきてからもテニスはされていますか?
「もちろんです!仕事が終わってから練習する日もありますし、休日にすることもあります。昨年は鳥取県の大会で優勝をすることができました。国体へ出場することが今の目標です」
多い時は週4日、テニスの練習に打ち込むという。仕事だけではなく、趣味や関心のあることにも真剣に取り組んでいる。
ーーUターンするにあたって、就職活動はどのようにされましたか?
「多くの学生さんが活用されていると思いますが、私もリクナビやマイナビを活用していました。高校から大学まで電気関係のことを勉強していたので、電気の知識を活かせる企業を中心に探していましたね」
ーー三洋製紙との出会いも就職サイトですか?
「鳥取で電気の知識を活かせる点では、三洋製紙も興味はありました。これはたまたまですが、私の同級生が三洋製紙で既に勤めており、話を聞くことができたんですね。就活サイトには載っていないリアルな話を聞けたことで会社のイメージを掴むことができ、三洋製紙で働きたいと思うようになりました」
ーー故郷へUターンする上で、ご両親からの後押しはありましたか?
「多少はありましたね。両親から戻ってくるよう言われる前に、『鳥取へ戻ってきて仕事をしたい』とは思っていたので、Uターン自体は自分で決断しました」
ーー社内では、どのようなことに取り組まれていますか?
「今は、工場内にある配管の改善、提案に取り組んでいます。学生時代に学んでいた電気の知識が直接活きてくる部署ではありませんが、自分自身が提案した配管が工場内で使用されることへの達成感は大きいものがあります」
専門領域ではない現場を経験することも、三洋製紙では大切にされていることだという。
ーーこれまでの仕事で、印象に残っているエピソードはありますか?
「今取り組んでいる配管の仕事ですね。私の仕事は配管を考え、現場の方へ提案をするのですが、自分がつくった配管図が現場の方の考えと異なったときは、どう修正すればよいか悩みました。妥協せずに良いものをつくりたいので、上司に相談させてもらいながら検討を重ねました。現場の方にも納得してもらえる配管に修正できたときは嬉しかったですね」
ーー三洋製紙で働くことの面白さは何ですか?
「人数が多い会社ではないので、とにかく社員同士の距離感が近く、歳が上の方でも意見が言いやすいところです。また、挑戦したい気持ちがあれば挑戦させてもらえる職場なので、成長したい方にとっては働きやすい環境だと思います」
「他の工場への見学や展示会などにも行かせてもらうことができます。社内でどれだけ考えても新しいアイデアが浮かばないこともあります。こうした見学の機会があるとモチベーションも上がりますし、アイデアのヒントを得られます」
山本さんは年に6〜7回ほど、工場やメーカーへ見学に行っているという。外に出ることで新しいアイデアを社内へ持ち帰り、仕事に活かす仕組みがつくられている。
ーー山本さんが社内で尊敬している方を教えてください。
「今の部署の上司ですかね。自分を含めた部下よりも仕事量が多い中、周りを見渡して的確に意見や指摘をされています。自分のやるべき仕事だけでなく、周りへも気遣いができる人物に私もなりたいと思っています」
ーー社会人になってから、新しく挑戦されていることはありますか?
「カメラで風景などを撮影しています。鳥取県は、星が見えやすいことから星取県と呼ばれています。もともと星に興味があり、キレイな写真を撮影してみたいと思っていました。プライベートだけでなく、社員旅行でも撮影を担当しています」
ーー工場の配管を撮影されたりはしないですよね、、?(笑)
「配管の撮影はしたことがないですね(笑)星や風景と同じで、配管も人それぞれの見方によって景色が変わります。配管を通じて、製造業やモノづくりに対して興味を持っていただけるかもしれないので、配管の写真撮影は面白いかもしれませんね(笑)」
ーー最後に学生さんへ伝えたいことはありますか?
「よく聞くことかもしれませんが、大学を卒業して社会人になると、まとまった長期休暇を取ることが難しくなります。時間をかけないと行けない遠い場所へ行く経験は、今のうちにしておいたほうがいいと思います。触れたことのない世界や価値観に出会うことは社会人になっても活きると思います」
「旅行でなくても、部活やサークル、自分が好きなものや興味のあることに熱中するのもおすすめです。私も4年間、テニス漬けの学生生活を送りましたからね」
興味があることへ素直になり、とことん熱中してみる。
何かに熱中してみることは、仕事やプライベートを充実させ、人生を豊かにする秘訣だと感じました。
現在、三洋製紙さんでは、ともに働く方を募集しています。
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